初令幼虫(しょれいようちゅう)とは、卵からかえったばかりの最初のステージの幼虫です。
非常に小さくデリケートで、環境の変化や乾燥に弱いため、慎重な管理が必要です。
✔ 初令の見分け方
- 体長:約5〜8mmほど
- 体色:白〜やや透明、やわらかい
- 動き:マットの表面近くをモゾモゾと動く
飼育容器とマットの準備
初令〜2令の期間は「小ケース+高品質マット」が基本。個別管理がおすすめです。
項目 | おすすめ内容 |
---|---|
飼育容器 | プリンカップ or 300ml透明容器(空気穴あり) |
マット | 微粒子タイプの完熟発酵マット(幼虫専用) |
湿度 | ギュッと握って固まる程度(やや湿らせる) |
温度 | 23〜26℃が適温(急な変化に注意) |
飼育の手順(初令〜2令)
- マットを飼育容器に7〜8分目まで詰める
- 真ん中に小さなくぼみを作り、幼虫をやさしく置く
- マットで軽く覆い、容器のフタを閉じる(空気穴は必須)
- 直射日光を避け、温度が安定した場所に保管
注意点
- 乾燥しやすい環境ではマットの水分補給を忘れずに
- 1容器1頭が基本(共食いや圧迫のリスクあり)
- 交換時はスプーンなどでやさしく扱う(ピンセット不可)
2令への移行と見分け方
個体差はありますが、孵化から約2〜3週間ほどで2令幼虫へ成長します。
- 体長が1cm以上に成長
- 体色が白くなり、やや硬くなる
- 食痕(フンの跡)が明確に見えるようになる
POINT:2令以降はやや大きな容器や菌糸ビン移行も検討できます。
よくある質問(Q&A)
- Q:初令幼虫をマットに埋めても大丈夫?
A:はい、浅めに埋めてマットで軽く覆うようにしてください。 - Q:2頭以上一緒に入れてもいい?
A:基本NG。共食いやストレスで死亡リスクが高まります。 - Q:どんなマットが良い?
A:微粒子で完熟の高品質発酵マット(無添加・無肥料)が理想です。