ヘラクレスオオカブトは幼虫期間が長く、1〜2令に比べて3令が最も長期間&成長が活発な段階です。この時期の飼育次第で最終的なサイズや健康状態が大きく変わります。
✔ ヘラクレスオオカブト3令幼虫の特徴
- 体長:約10〜15cm
- 体重:最大で120〜150gを超えることも
- 食欲旺盛でマットの消耗が激しい
飼育容器とマット
項目 | おすすめ内容 |
---|---|
飼育容器 | 5L〜10Lの大型容器(単独飼育) |
マット | 栄養豊富な完熟発酵マット or 菌糸マット |
温度 | 20〜24℃が理想(25℃超は注意) |
マット交換のタイミング
- 月に1回を目安にチェック
- フンが目立つ or マットの劣化(酸っぱい臭い・カビ)があれば即交換
- 全交換より半交換(底だけ入れ替え)がストレス少なくておすすめ
サイズを伸ばすためのコツ
- 容器の大きさ:狭いと成長が止まる
- エサ(マット)の質:高タンパク&発酵が安定した製品を選ぶ
- 湿度管理:マットが手で握って崩れる程度が最適
蛹化のサインとは?
成長が止まり、体重が減ってきたら蛹化の準備サインです。
- マットの表面に出てこなくなる
- 体が少し黄色みを帯びる
- マット内に空間(蛹室)を掘り始める
蛹室作成 or 人工蛹室の選択
- 自然蛹室が小さい・崩れやすい場合は人工蛹室が安心
- タイミングは前蛹になる直前〜静止状態に入った時期
- 人工蛹室は縦長・体より少し大きめで作る
蛹化直前の注意点
- マット交換は控える(体力を消耗しやすいため)
- 振動や光に極力触れさせない
- 蛹室を崩してしまったら人工蛹室に即移行
まとめ
- 3令期は最もサイズが伸びる重要な期間
- マットの質と量、容器サイズをしっかり確保する
- 蛹化前は静かに見守り、必要に応じて人工蛹室を活用